小学校の帰り道、校門の近くで何やら怪しげな手品道具を売っているオッサンになけなしの小遣いを払い、 インチキマジック道具を買わされて傷ついた幼な心。
これは日本にマジックという芸能が定着することの凄く大きな障害になるだろうなぁ・・・なんて、時々思うことです。
未だに「マジック⇒騙されるもの」という残念なポジショングが生まれるんだろうなぁ。
いつかの正月だったか、前田知洋さんの特番の最後に、エンディングプロットが流れる中、「イヤー今回も見事に騙されましたぁ・・・ (中略、覚えていない)・・・どうせ見破れないネタならば、うまく騙されましょうかぁ・・」なんてナレーションで終わってる。
寂しいなぁ・・・マジシャンは詐欺師じゃないのよ。
ホラ、これこれこうなって、どうやったかわかる?わかんないでしょー。って、それだけだったら、まるでパズルじゃん。
前田さんなんて、本当に楽しめる演出しているのに(いや、あの方は演じ方において凄い)、アホな芸能人ゲストが「オレ、ホンマ、 腹立ってきたわ」なんてコメントしながら観てるのって、どうかと思いますよ。
ある程度テレビ受けしなきゃならないのも芸人の宿命だから、ある時期はいいかもしれないけど、前田さんも島田晴夫氏と同じように、 日本に活動の場を求めちゃいけないのかも、なんて思ってしまいます。
マジックを演じていて、内心がっかりしているのは「すごーい、全然わからない!」って。
演じ方が未熟なんでしょうねぇ(反省)。 わからない様に演じているのは「方法」であって、目的は「楽しんでもらう」 ことなんだけどなぁ。
手品は観客に挑戦しているパズルじゃないもの・・・


